000-45

0045

D-41
 
                     
  Martin Acoustic Guitar
D-28
                     
 

マーチンを代表するギターD−28、ギターが好きな人にはたまらない1本ではないかと思いますし、マーチンの歴史そのもの見てきたギターではないでしょうか。また、あらゆるジャンルのミュージシャンから愛されたギターでもあると思います。
年代別にみてもかなり音色が違って感じます。76年ごろカワセ楽器店でDー28の50年代と60年代を引き比べましたが、50年代の方がボリュームがあって柔らかい感じがしました。もちろん好みはあると思いますが…値段的なものもあると思います。その頃で68万くらいだったと記憶しています。残念ながら65年からロングサドルがなくなり、70年からハカランダ材が中止されてしまいました。
20世紀のスーパースター、私の最も尊敬するボーカリストのエルヴィス・プレスリーが1956年にデビューをしてまもなく、このD−28のギターを持ち今までなかった黒人ブルースとカントリーミュージックをミックスしたロックンロールを見事に歌い上げたギターとしても有名です。
1960年〜70年代になると、ビートルズのポール・マッカートニーが映画レット・イット・ビーの中で弾いています。クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングなども盛んにこのギター使っての演奏をしています。

この中でも、ギター・コレクターとしてでも有名なスティーブン・スティルスは1947年以前に製作されたヘリンボーンD−28を何本か持っていると言うことです。 「楽器の本」という特集版の中で、スティルス自身、オールド・ギター・オークションで落札するため、目利きであるギアチェッティを頼み、戦前のベスト・コンディション・マーチン・ギターを探し、良い物があれば、どんな大金をだしても必ず落札していると書いてありました。私の周りでもヴィンテージ・
ギターとかオールド・ギターと言う言葉がよく使われ始めたのも確かこの頃だったと思います。

   
       
D−45

マーチンの最高峰D−45、貝殻のインレイがなんとも美しいく、見るだけでも感動してしまうギターです。第2次世界大戦が始まり、贅沢な装飾品などが禁止され、D−45の生産も打ち切られてしまい、本数もわずかしか生産されなかった幻のギターとしても有名です。その後68年〜69年に戦前モデルの復刻版としてハカランダ材を使用したD−45が229本生産されています。日本では、加藤和彦が1本持っていると聞きましたが?後はニール・ヤングが1969年製を使用しているということです。
72年に「名前のない馬」デビューをしたアメリカというバンド、彼らもリード・ギターにD−45を使って演奏をしています。
D−28のところでスティーブン・スティルスのことを書きましたが、彼も戦前のD−45を破格の値段でオークションで落札をしています。もちろん手に入れたいと言うこともある反面、日本のギターメーカーに落札されたD−45が研究のためにバラバラにされた事が少し触れられていました。私としてもショックでしたので、その事だけは記憶をしています。私も興味があり、75年製のローズウッドのD−45を過去に持っていたことがあります。
よっほどハズレではないかぎり、いつもいい音色がしているギターだと思います。

   
D−18
  マホガニーをバックとサイドに使用したコスト的にも手ごろなD−18です。このギターも年代によって音の鳴りがかなり違っているように思います。かなり硬い音がするものや、すごく柔らかな音がするものもあります。年代的に木が乾いていることもあるし、構造的なもの、よく弾きこまれているかどうかでも多少音は違ってくるとは思いますが、全体的に軽い響きのするギターという印象がします。
サイモン&ガーファンクルのデビュー・アルバムの「水曜日の朝、午後3時」のアルバムジャケットを見るとD−18ではないかと思いますが?
アメリカン・フォーク・オールド・タイムの実力派ギターリスト、ノーマン・ブレイクが76年に発表したアルバム、「ウィスキー・ビフォー・ブレック・ファースト」の中で、ノーマンが弾いているギターがD−18の1934年モデルで、なんともとろけそうな甘い音色が聴けます。ぜひ興味のある方は、聴いてみてください。
     
                     
                         
D−35
                     
 

ブラジル原産のハカランダ材の輸出禁止から、マーチン社が材料節約のため、幅の狭いパーツ材を使って作られた3ピースバックのギターとして1965年に誕生したD−35です。70年代フォークソングを歌っていた人たちの中では、かなりD−28より人気の高かったギターでした。音じたい柔らかく、とても弾きやすいギターでもあり、あの頃のフォークソングにはぴったり合った音色だったのも好まれた原因かもしれません。1971年ごろ、私の好きな兄弟デュオ、ブレッド&バターを渋谷のジァンジァンと言うライブ・ハウスで観た時に、兄の幸矢さんが新品のD−35を持って歌ってた記憶があります。弟の二弓さんはかなり古いD−28を弾いていましたが…
アイルランド出身のブルース・ギタリストのロリー・ギャラガーも使用しているとのことです。
万人受けするギターだけに今でも人気の高いギターだと思います。

                         
000−45
                     
 

このギターもD−45と並ぶ名器なのに、なぜかDシリーズに比べると人気が今ひとつのギターでした。ところが、92年に世界のブルース・ギターの神様、エリック・クラプトンが発表したアンプラグドのアルバム、(ビデオ)から鳴り響く000−45の音色たるや、誰もが腰を抜かすほど強烈なインパクトを与えたギターではないでしょうか、もともとブルース、ラグタイムなどではかなり人気のあったギターだとは聞いてはいましたけど、彼の弾いている000−45は戦前に製作された123本の中のひとつだと思います。
000−28などもそうですが、スタジオ録音の時には、音がかなり綺麗に録音できるようで、ステージ用にDタイプ、録音用に000タイプと分けて使っているミュージシャンもいると聞いたことがあります。

ちょっと興味のある情報がありましたので書いておきます。スティーブン・スティルスが、エリック・クラプトンに76年ごろ戦前のマーチン000−42をプレゼントしたことが書かれていました。その後、クラプトン自身もスティルスの意向を理解しているようで、愛器として使用しているとのことです。

                         

0045

                     
 

マーチンの中では、かなり小ぶりなモデルで女性がもって歌うには、丁度大きさも良いサイズなのか、フォークソングを歌っている女性が愛用していることが多いような気がします。
このギターに関して、こんな記憶があります。 70年頃テレビのニュースから突然ジョーン・バエズの歌声が流れ、彼女の透き通った声をなんともふくよかな厚みのある音色で包むように響いていたギターがまさしくこの0045でした。彼女の声にも感動しましたが、それをサポートする0045にもワクワクしました。この時感じたことは、ギターはボディーがでかければボリュームが出るんじゃないことをはっきりと知りました。日本では、森山良子が愛用してたのを見たことがあります。
まだまだ沢山のミューシャンが使用しているんではと思います。

                     
                         
D-41
                     
D−41、69年に数本製作され好評だったので、70年から製作が開始されたギターのようです。 D−28のフィーリングを残しながら、D−45の豪華さをプラスしたギターがD−41です。
ある楽器店に行って、なんとなくD−45の隣に飾ってあったD−41を試奏したところ音も煌びやかで低音も十分鳴ってくれるので、衝動買いしてしまいました。弾き方によっては、甘い響きやロック調な音づくりもできますし、ネックも握りやすく、D−45に比べると少しタイトな音ですけど、バランスよく前に出てくれるので私自身、弾き込んでいけば音色的にもかなり興味のわくギターだと感心しています。

                     
                         
Taylor
Taylor314CEモデル ギター仲間の高島氏が購入したので、早速弾かせていただきました。PAに通さず弾いてみました。ボディは小ぶりのカッタウエイなのに、非常にバランスがよくクリアに響き、ボリュームも十分出ています。これから弾き込んでいけば、かなり期待のできるギターだと思います。
トップ:シトカスプールス サイド&バック:サペリ ネック:トロピカル・アメリカン・エボニー フレット・ボード:エボニー ブリッジ:エボニー としかっりした材質で構成されています。サイド&バックに使われているサペリ、あまり聞きなれない材質ですけど、マホガニーとほぼ同じ素材ということです。しかしあくまでマホガニーの一種ではなくサペリという名の木材とのことです。もうひとつの特徴としては、ピックアップ付きで、テイラー独自に開発されたもので、ボリュームを上げた時に生じる弦の歪みをおさえることに成功したエクスプレッション・システムを搭載しているとのことです。
この前、ライブ音源を聴きましたが、とても自然でクリアーな音色でした。私の場合、ピックアップ付きギターと聞くと、すぐに想像するのが、オベーション・ギター、タカミネ・ギターですけれど、テイラー・ギターもなかなかのものだと思いました。ちなみに、ブレバタの岩沢二弓の弾いているギターがテイラー・ギターだということを最近テレビで観てて知りました。もう30年以上使っているような感じで、気にはなっていましたが、使い始めのころは、あまりメジャーではなかったようで気がつきませんでした。
                     
   
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